コックスバザールのジャムトリ難民キャンプ=2020年8月19日 © Hasnat Sohan/MSF
バングラデシュのコックスバザール県内キャンプ群に暮らすロヒンギャ難民を対象に、国境なき医師団(MSF)が実施した調査によると、成人難民の20%がC型肝炎に感染していることが明らかになった。世界的にも前例のない有病率であり、キャンプ内に暮らす8万6000人が感染していると推定される。ロヒンギャ難民は国籍も法的地位もなく、生活のほとんどを人道援助に頼らざるを得ない状況が続く。キャンプでは診断や治療の機会は乏し…