ハイチの首都ポルトープランスが大混乱に陥っている。総選挙が2025年8月まで延期される可能性が2月28日に示されると、治安が急速に悪化。死傷者が爆発的に増加し、政府による非常事態宣言の引き金となった。国境なき医師団(MSF)は、多くの子ども、女性、高齢者を含む負傷者の増加に対応するため、医療活動を拡大している。
■医療体制は限界に
MSFの現地活動責任者を務めるムムザ・ムヒンド・ムスバオは「ポルトープランス市内…
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ハイチ現地リポート:首都混乱で死傷者が増加…医療対応の拡大が急務に