ヨーロッパの夏のリゾート地として大人気のイタリアの世界遺産チンクエテッレは、夏のバカンスシーズンともなれば、チンクエテッレの人口をはるかに上回る多くの観光客で賑わいを見せます。

チンクエテッレとは、イタリア北部のリグーリア海沿いに位置する5つの漁村のこと。

イタリア語で「5つの土地(=チンクエテッレ)」を意味する通り、西からモンテロッソ・アル・マーレ、ヴェルナッツア、コルニーリア、マナローラ、リオマッジョーレという5つの村があり、その全てが世界遺産に登録されています。

18世紀頃までは小さな船でしかアクセスできなかったこの辺境の村々には独自の景観と文化が残っているため、旅人の旅情をかきたててくれる、まさに原風景がここにはあります。

そんな絶景を楽しめるチンクエテッレですが、絶景だけではない旅の楽しみ方があります。

その1つが、チンクエテッレにあるお土産屋さん巡り。

例えば、ヴェルナッツァ駅前にあるお土産屋さん。

一見すると普通のお土産屋に見えますが、店内に入るとそのイメージは変わります。

どこでも売っているようなお土産雑貨だけではなく、ハンドメイドの可愛いお皿やパスタ計りの他、イタリアマダムたちに人気のTELAVELAのバッグまで扱っているという、外見だけでは判断できない、個性的な雑貨店となっています。

たくさんの旅行者が訪れるチンクエテッレには、他にも個性的なお店が揃っています。

例えば、ジェノベーゼやボロネーゼなどのパスタソースだけを何十種類も扱うお店が存在していたり、

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