ほかのヨーロッパ諸国と比べてもラトビアの治安は決して悪くなく、筆者の印象ではむしろ治安の良い部類に入ります。貴重品の管理に気を配る、夜遅くにむやみに出歩かないといった常識的な注意を怠らなければ、危険な目に遭う可能性は低いといえるでしょう。
女性の一人旅でも特別な心配する必要はありません。
・世界遺産の首都リガ
バルト三国最古の町であり、最大の都市でもあるのが、13世紀にドイツ人によって創設されたラトビアの首都リガ。バルト海に面した開放的な港町で、歴史的な町並みは「リガ歴史地区」としてまるごと世界遺産に登録されています。
高さ72メートル地点にある聖ペテロ教会からの眺めはまさに絶景。この景色を見なければ、リガの観光ははじまりません。
リガ散策の醍醐味は、個性的な建築物の数々。旧市街には、中世の時代に建てられた古い教会から、独特のシルエットが印象的なブラックヘッドの開館や、猫の家など、リガの歴史を彩ってきたさまざまな年代の歴史的建造物がひしめき合っています。
そして、新市街にはツェッペリン飛行船の格納庫を使用した中央市場や、人面などを多用した奇想天外なユーゲントシュティール建築群・・・リガはヨーロッパでも指折りの建築都市。
バルト三国最大の都市は、バルト三国でもっともエキサイティングな町だといえるでしょう。
・「バルトのベルサイユ」と呼ばれるルンダーレ宮殿
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