ビットコイン(BTC)は、午前4時頃には96万円台だったが、その後急騰。100万円前後を推移している。現在の取引価格は100万1592円で前日から3.79%上昇した。

イーサリアム(ETH)は7万1124円で、前日から3.63%上昇。リップルは(XRP)は90.65円と前日から4.15%上昇している。

4月中旬から続く上昇トレンドが一昨日に急落。それにつられるように、主要アルトコインも下落したが、大きく下げた反動から買いが入りやすくなった気配で本日は一転して上昇した。21日以来、この1週間で92万円から106万円のレンジ相場で取引されている。

この日、注目すべきニュースはマネックスグループ傘下のコインチェックの意外な好業績が日本経済新聞に報じられたことだろう。

仮想通貨のコインチェック 営業利益率86%、荒稼ぎ
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO29883490W8A420C1EE9000/

マネックスグループの決算発表で公表されたコインチェックの2018年3月期の業績は営業利益率86%で、売上高は前の期比約64倍の626億円と伝えている。投資家の見立てをはるかに上回る利益で、26日の決算公表後、マネックスグループの株は買いの注文が殺到し、前日比約18%高の670円まで株価が急騰した。金融庁の規制強化で「みなし業社」の撤退が相次ぐ中、停滞ムードを吹き飛ばす好材料か。

また、本日は、コインマーケットキャップの上位100通貨のうち、93銘柄が上昇。安定した相場となっている。

この日、コインマーケットキャップで最も伸びが大きいアルトコインは、時価総額25位のシアコイン(SC)だ。伸び率は49.34%を記録した。取引価格は1SC=3.30円となっている。

シアコインは、個人のPCの空き容量を企業に貸し出すことの対価として支払われる仮想通貨。現在使われているクラウドサービスが飽和状態になり始めてしまったため,ブロックチェーン技術を応用して個人のパソコンの空き容量を有効活用するために開発が進んでいる。

大手取引所のバイナンスでもっとも大きな伸びを示しているのは、時価総額93位のギフト(GTO)。伸び率は18.24%、取引価格は1GTO=47.99円となっている。

ギフトはクリエイターを応援するプロジェクトとして作られた仮想通貨。支援者はギフトを取引所で購入し、クリエイターの元にギフトを送ることでサポートができる運営方針を元に開発が進められている。

一昨日に暴落し100万円を割ったビットコインだが、現在は緩やかに上昇し101万円台を推移している。昨年はゴールデンウイークに仮想通貨相場は急騰して話題になったが、それを今年も予兆させる上昇ムードの相場となった。