イギリスのハリー王子とメガンさんの結婚式が挙行される2018年5月19日を目前にし、ロンドンの街中はユニオン・ジャックやロイヤル・ウェディング・グッズで溢れ、ようやく年貢を納めた感のある『国民の次男坊』の結婚式という国家的吉事に向け盛り上がりを見せています。

ちなみに日本での2人の呼称は「ヘンリー王子」と「メーガン・マークルさん」とされていますが、イギリスでは異なります。

王子は小さな頃からヘンリーの愛称である「ハリー王子(Prince Harry)」またはより親しみをこめて単に「ハリー」と呼ばれており、ゴシップからファッションまで連日メディアを賑わせているお相手は「メガン」と発音されます。

5月19日は土曜日。きっと国内各地で2人の結婚を祝福するストリート・パーティーが行われることでしょう。筆者も2012年のエリザベス女王在位60周年を祝うストリート・パーティーに参加しましたが、近隣住民が持ち寄ったおつまみやユニオン・ジャックをデザインしたケーキなどが所狭しと並び、音楽が流れ、車を通行止めにした通りを子供たちが駆け回る様は平和そのものでした。

小売各店は国旗グッズやハリー王子とメガンさんをイメージした商品開発に躍起になっており、街で目にするそれらの商品を眺めているだけでこちらも嬉しくなってきます。

次ページ