寺院にはインド系私立学校と大きなベジタリアン・インド料理レストラン「シャヨナ・レストラン(Shayona Restaurant)」が隣接していますが、それ以外はインド人街が広がっているという印象はなく、周辺は落ち着いた雰囲気の普通の住宅街となっています。
ヒンズー教徒以外の一般客も受け入れているためセキュリティも万全。入り口で持ち物をX線検査機にかけ、金属探知機のゲートをくぐります。
建物への入り口は白亜の宮殿のような本堂ではなく、本堂とつながっている「ハヴェリ(Haveli)」と呼ばれるカルチャー・センターと講堂の入った大きな建物。
見事な木の彫刻で縁取られたハヴェリに入ったら、まず玄関で靴を脱ぎます。寺院訪問の主なルールは、
・土足厳禁
・肩、胸、ヘソ、上腕部を含む上半身が隠れており、下半身は膝下まで隠れている服装であること
・大きな荷物の持ち込み禁止(手荷物預け所有り)
・内部撮影禁止
ハヴェリ内部及び、息をのむほど美しい寺院の内部は残念ながら撮影禁止。拝観は無料。ハヴェリの中に入るとボランティアの青年が素早く近づいてきて、
「当寺院はヒンズーの伝統的な建築方法で建てられています。材料となる石はすべてインドで手彫りされて、ブロックごとにイギリスに運ばれたのですよ。そしてまるでおもちゃのレゴ・ブロックのように組み立てられたんです。こちらの木の彫刻もインドで彫られ運ばれています。象や孔雀などの動物の彫刻にも注目してみてくださいね」
と説明してくれました。