まずは大きな絨毯が敷かれたレスト・エリアを囲む動植物の精巧な木の彫刻に感嘆の声をあげてから、渡り廊下でつながった白亜の寺院へ向かいます。

隅々まで清潔に保たれた大理石の上を素足で歩くのは心地よく、足から伝わる冷たさに背筋が伸びる思いにさせられながら、内部の階段を上がり、大ドームの下に位置する本堂に足を踏み入れます。
寺院の階段の手すり、窓枠、通気口の蓋にいたるまで、見事な木の彫刻が施されていますが、それ以外は白い世界。大理石に動植物の精巧な彫刻が施され、透かし彫りで飾られた柱が立ち並び、まるで息を呑むような異空間が広がっています。

全身を投げ出して行う最も丁寧な礼拝法「五体投地(ごたいとうち)」をする信心深いヒンズー教徒によって敬虔な雰囲気が漂う中、ヒンズー教の神々の像に囲まれて、中央の祭壇には聖スワミナラヤンが祭られています。

特に感動したのは見上げた大ドームの円形天井。中央に幾重にも広がる花模様を、16体の天界人が囲み、我々を見下ろし、祝福を降り注いでいます。この天井を見上げた時、まるで天国にいるような、はたまた白昼夢か幻覚を見ているような錯覚に陥りました。
中の様子は360度見渡せるこちらのリンク「http://www.dermandar.com/p/dgfsxC」からどうぞ。

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