ビットコイン(BTC)は、昨日の84万円台から下落し82万円前後で推移。現在の取引価格は82万360円で前日から0.14%下落した(記事執筆時)。

イーサリアム(ETH)は、6万4879円で0.85%下落。ビットコインキャッシュ(BCH)は、11万8142円で1.63%下落。リップル(XRP)は71.34円と0.84%上昇した。

仮想通貨市場は5月28日にビットコインが77万円台の底値を打ってから反発。週明けまで上昇ムードが続いたものの、5日は横ばいでマチマチな相場となった。5月29日以来、この1週間でビットコインは81万円から84万円のレンジ相場で取引されている。

最近での注目すべきニュースは、SBIが仮想通貨交換事業に本格参入することを日本経済新聞が報じたことだろう。すでに昨年から参入を目指していたが、来月の7月からは一般の口座申し込みも開始する予定だ。

4日放送の『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)でも、SBIホールディングスの北尾吉考社長は、SBIで国内の仮想通貨市場の4〜5割以上のシェアを目指していることや、10年後には市場規模が20兆億ドル(約2000兆円)になると強気の発言を繰り返している。

また、本日は、コインマーケットキャップの上位100通貨のうち9割以上が下落か横ばいだった。

この日、コインマーケットキャップで最も伸びが大きいアルトコインは、時価総額58位のフオビトークン(HT)だ。伸び率は14.61%を記録した。取引価格は1HT=648.7円となっている。続いて伸び率の2位は時価総額53位のディジックスダオ(DGD)だ。伸び率は13.45%を記録した。取引価格は1DGD=1万7648円となっている。

ディジックスダオは、「金(ゴールド)」をトークン化することで、移動させるのに手間がかかる金の取引を、インターネット上で取引完了させることを目的に開発された。金の所有権を証明する情報はブロックチェーン上に書き込まれるので、透明度が高く誰でも閲覧でき、価値の証明が可能になっているのが特徴だ。

また、大手取引所のバイナンスでもっとも大きな伸びを示しているのもディジックスダオ(DGD)で伸び率は16.55%を記録した。

続いて伸び率の2位は時価総額76位のスカイコイン(SKY)だ。伸び率は12.37%を記録。取引価格は1SKY=2367円となっている。

スカイコインは、イーサリアムに次ぐ、次世代通貨と呼ばれおり、「第三の仮想通貨」を自称している。「オベリスク」と言われる独自アルゴリズムを使用することで、低予算の機材、低速な回線、サイバー攻撃下においても問題なく動作するように開発された通貨だ。

本日の仮想通貨市場はビットコイン、主要アルトコイン共に軟調で、横ばいの状況。先週からの続伸が止まってしまったが、調整と見る市場関係者も多く、様子見ムードの相場となった。