喧騒の大都会、バンコク。そのなかでもとりわけカオスなエネルギーが感じられるのが、昔ながらの町並みが残るチャイナタウンです。

派手な漢字の看板が道路に突き出す看板が並ぶ光景は中国さながら。近代的なショッピングセンターが建ち並ぶサイアムや、落ち着いた雰囲気のスクンビットとはまったくの別世界です。

タイにいながらにして中国文化が感じられるバンコクのチャイナタウン「ヤワラート」は、外国人観光客にも人気。活気あふれる独特の町並みが旅行者を惹きつけているのはもちろんのこと、安ウマグルメの宝庫としても注目されています。

バンコクのチャイナタウンに足を運ぶなら見逃せないのが、憧れの高級グルメ。ヤワラートでは、フカヒレやツバメの巣といった高級食材が安く味わえるのです。

そんなヤワラートで最も人気と知名度の高いお店のひとつが、1973年創業の「和盛豊(フアセンホン)」。

あのフカヒレがリーズナブルに食べられるお店として、味にうるさい華人にも支持され続ける名店です。

赤い外壁と、鍋を持ったコックさんが描かれた赤い看板が目印。店先にはフカヒレや持ち帰り用の肉まん、焼売などが並んでいて、次から次へとお客さんがやってきます。

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