規模により、毎日無料の食事が振る舞われる寺院、週一回朝食だけが無料で振る舞われる寺院など色々ですが、世界各地のシク教寺院で無料の食事が提供されているのです。

筆者が朝食会場を訪れたとき、日本語堪能なシク教徒の男性が「神戸にもシク教寺院があって、日曜日には無料の食事が出されている」と教えてくれました。

シク教寺院における食事の無料提供は、「宗教やカースト、肌の色、年齢、性別、社会的地位などにかかわらず、すべての人々は平等である」というシク教の理念を体現した大切な習慣で、500年もの長きにわたって続いているのだそうです。

バンコクのシク教寺院で無料の朝食をいただく際には、宗教の役割や皆でともに食卓を囲むことの意味について、思いをめぐらせてみてもいいのかもしれません。

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