ロドス島を追われた聖ヨハネ騎士団が拠点を置いた、地中海に浮かぶマルタ島。

マルタ共和国の首都で、旧市街が世界遺産に登録されているヴァレッタが有名ですが、ヴァレッタの近郊にも魅力ある観光スポットがたくさんあります。

そのひとつが、ヴァレッタの対岸、海辺に広がる城塞都市「スリーシティーズ」。「スリーシティーズ」とは、その名の通り、ヴィットリーオーザ、セングレア、コスピークワという、隣り合う3つの町の総称です。

3つの町とはいっても、日本人から見れば3つでひとつの町に感じられるほど、それぞれが小さい町。ヴァレッタやスリーマから、日帰りで気軽に足を延ばすことができます。

世界各国からの観光客で混み合うヴァレッタに比べ、のんびりとした空気が漂うスリーシティーズは、気持ちを落ち着けたい日の観光プランにもぴったりです。

スリーシティーズへのアクセスは、ヴァレッタからヴィットリオーザまで、バスで約30分。

あるいは、ヴァレッタにあるスリーシティーズ行きのフェリー乗り場からコスピークワまで、フェリーで5~10分ほど。次のフェリーまで時間がある場合は、フェリー乗り場の近くから出る水上タクシーを利用するのもおすすめです。

スリーシティーズ観光の中心となるのが、ヴィットリーオーザとセングレアの2つの町。

ヴィットリオーザは、1530年、マルタにやってきた聖ヨハネ騎士団が最初に築いた城塞都市です。

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