現在のマルタは、戦いの痕跡などほとんど感じられない美しい島国ですが、その戦略的な位置関係から、第2次世界大戦においては枢軸国への攻撃の拠点となり、その結果激しい報復攻撃にさらされたのです。

騎士団時代の大包囲戦といい、第2次世界大戦の爆撃といい、マルタの歴史は戦争の歴史といっても過言ではありません。

マルタ戦時博物館では、日本語のオーディオガイドを聞きながら周ることができるので、英語が苦手でも大筋を理解することができます。

ヴィットリーオーザを観光したら、対岸に広がるセングレアに足を運んでみましょう。

ヴィットリーオーザよりもさらにのんびりとした日常感が漂うセングレア。この町で見逃せないのが、町の突端に位置するセーフ・ヘブン公園にある監視塔ヴェデッテです。

目と耳の彫刻が施されたユニークなデザインが印象的。これは、海を睥睨し、耳を澄ませ、休むことなく外敵の侵入を監視しているということを表しています。

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