それはもう、どしゃ降りを通り越し、「記録的」な豪雨に西日本全域が見舞われた朝でした。【元オウム真理教・麻原彰晃の死刑執行】の一報。それからネットに沸き上がる賛否両論の中、「なぜこの時期に?」ってお約束のような陰謀論コメントから、「アベノセイダー!」って、天変地異も含め、全てを現政権のせいにしてしまうコメントに、ため息しか出てきません(苦笑)!

 こんにちは! チバレイです。

この度の豪雨によって、被害を受けられました皆様に対し、この場をお借りしまして御見舞いを申し上げます。また、お亡くなりになられた方のご冥福を祈ると共に、一日も早い復旧をお祈り致します。

我が国は、中世(鎌倉時代)から江戸時代を経て、明治時代に法で定められ、今日に至るまで死刑制度が合憲とされ存在します。今回、元オウム真理教の元教祖と元幹部、7名の死刑囚に執行が行われました。

元オウム真理教の教祖・麻原彰晃元死刑囚の逮捕は平成7年。今から23年も前のことで、死刑判決は平成18年に確定しています。つまり取り調べや、審理に10年もの時間をかけて裁判所が出した判決です。

公表こそされないにしても、事件全ての解明がなされたということです。そして更に10年を経て、死刑が執行されたのです。

しかし、「これで一連のオウム真理教事件の真相は解明されなくなった!」「麻原には訴訟能力が無かったから死刑執行はおかしい!」なんて意見を目にします。日本の警察・検察・裁判所を含め、世の中を甘く考えすぎてませんか?

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