ベトナム中部、トゥボン川の河口に位置する古い港町、ホイアン。

古くから交易を通して多くの人やものが行き交い、16世紀から17世紀ころ、東アジアとヨーロッパの貿易(海のシルクロード)の中継地として日本人街が形成されたことでも知られています。

黄色い壁の古い家々が立ち並ぶ「ホイアンの古い町並み」は1999年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。ランタンの灯るホイアン旧市街はとてもノスタルジックな雰囲気で、世界中から訪れる観光客を魅了してやみません。

日本橋(遠来橋)、馮興家(フーンフンの家)、進記家(タンキーの家)などの観光名所をまわるのがホイアン旧市街の昼間の観光の定番ですが、夏場のホイアンはたいへん暑く、体力を消耗するので、街歩きの合間にはこまめに休憩をとり、水分とビタミンを補給するのがおすすめ。

ホイアン旧市街にはたくさんのカフェやレストランがあり、今回紹介する「ホイアンロースタリー(Hoi An Roastery)」もそのひとつ。ホイアンに7店舗を展開するおしゃれなコーヒーハウスです。

コーヒー豆の産地であるベトナム中南部の高原地帯ダラットから厳選した豆を取り寄せ、自家焙煎して提供しています。

ホイアンロースタリーのスタッフは若い人が多く、おそろいの帽子とユニフォーム(白シャツ・黒パンツ・緑のエプロン)が特徴的です。

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