1967年(昭和42年)と言えば、東京では東急百貨店本店や小田急百貨店などの私鉄各社が運営する百貨店がオープンし、東京キー局でカラーテレビの本放送開始され、日本航空が世界一周線の運航を開始するなど、日本全体が好景気を謳歌し、将来に対する憂いなど微塵も感じる事が無かった時代。

そんな時代に美しい沖縄の海に抱かれたピカピカのアメリカンダイナーのようなドライブインが産まれたのだ。

沖縄本島を南北に貫く旧「1号線」沿いに登場したピカピカのアメリカンダイナーのようなドライブインは、おそらく当時の沖縄の人びとの目には「最先端のオシャレスポット」として憧れの場所の1つであったに違いない。

そしてこちらのお店の創業当時はまだ沖縄はアメリカであり、当時は多くの軍人も訪れたであろうこちらのお店は、今もなお多くの人々を変わらぬ味わいでもてなしてくれるのだ。

・様々な美味しいメニューを堪能できるドライブイン、それが「シーサイドドライブイン」
沖縄が誇る老舗ドライブイン「シーサイドドライブイン」は、見た目はもちろん、味わいも最高のメニューを堪能できる。

まず、地元の方々がソウルフードとさえ呼ぶ特製のスープは、豚骨で出汁をとり、ルーにはラードを使った、とろりとコクのある沖縄風のクリームスープ。

細かく刻まれたハムやマッシュルームなどの具材が入ったとろりとした不思議なスープは、今も昔も変わらぬ味わいで、訪れる人々を魅了してくれている。

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