吉村洋文大阪市長(43)が自身のツイッターを通じ、朝日新聞の社説に苦言を呈した。

吉村市長は28日にツイッターを更新。朝日新聞デジタルが掲載した、大阪市長が打ち出した全国学力調査の成績を校長・教員の人事評価とボーナスに反映させるという方針に対する社説を引用。批判的な文面に対し、「朝日新聞、ちゃんと調べろ。まず、今の教員評価制度が『頑張る先生』をちゃんと評価してるのか?みんな等しく昇給」と苦言を呈した。

さらに吉村市長は「それと僕は一律点数目標を基準にはしない」とし、「各子供の学力を今の状態から少しでも引き上げたのか、その幅が重要だ」とコメント。最後には「主観評価ではなく公正な客観評価が必要だ」とつづった。

しかし、このツイートに対し有権者からは、「評価できない職種なので客観評価は無理ですけど…」「市長は教育委員会の責任者ではありません。教員評価制度を作るのは教育委員会です。市長は教委に指示はできないはずです」「引き上げた努力を教員がしたかと言う点は大事ですが、今の状態から少しでも引き上げたかどうかの点数の結果でみるのは賛成できません」という厳しい批判が書き込まれる事態になってしまっていた。

果たして吉村市長の方針は本当に教員のやる気、ひいては児童・生徒の学力アップに繋がるのだろうか――。