高須クリニックの高須克弥院長(73)がツイッターを通じ、鳩山由紀夫元首相(71)のコメントに苦言を呈した。
事の発端となった鳩山氏のツイートは6日に投稿されたもので、今月起こった台風21号被害と北海道地震の被害について触れていたが、鳩山氏はそのツイートの中で「地球環境の悪化により自然災害はさらに深刻になります」とコメント。さらに「補修すべき道路、橋、建物は山ほどあります。不要な軍事費は削り、日本の国土のメンテに当てるなど、概算要求を大きく見直すべきでしょう」と政府に苦言を呈していた。
しかし、これに反応したのが高須氏。高須氏は12日にツイッターを更新し、鳩山氏のツイートを引用しつつ、「あなた様は『コンクリートから人へ』と大号令かけて公共投資を大幅に削減された方では?」と、鳩山氏が内閣総理大臣を務めていた2010年度に公共事業費予算を2割減らしたことを持ち出して指摘。まるで他人事のような鳩山氏の態度を批判した。
あなた様は「コンクリートから人へ」と大号令かけて公共投資を大幅に削減された方では? https://t.co/ECGamFP980
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2018年9月12日
高須氏のこの指摘にネットからは、「事業仕分けとか言うパフォーマンスで治水事業や防潮堤の建設をやめさせ、国土弱体化を進めておいて今更何言ってんだって話ですよね…」「この主張はあまりに酷すぎると思います。罪のすり替えだ」「おっしゃる通り。この政権にいた人たちは無かったかのように現政権のせいにしています」といった賛同の声が集まっている。
鳩山氏を巡っては、地震発生時閉鎖された新千歳空港を「千歳空港」と表現したり、道内全域で起きた停電の発生件数295万戸を「290世帯」としたりなど、認識の誤りも多い。有権者から呆れ声が聞かれるのも無理はないようだ。