立憲民主党の菅直人元首相(71)がツイッターとブログで福島第一原発を視察したことを報告した。
菅氏は13日にツイッターを更新し、「9月10日に福島第一原発と楢葉遠隔技術開発センターを視察しました」と報告。「率直に言って事故を起こした原発の廃炉まで30年~40年という東電の計画は甘いというのが感想です」と福島第一原発について厳しく述べた。
また、菅氏は同日にブログも更新し、福島第一原発廃炉について東電が「冠水工法」か「気中工法」のいずれかを考えていることのことを報告しつつ、双方の問題点を指摘。「事故を起こしたチェルノブイリ原発は事故から30年が経過していますが廃炉作業は進んでいません」と廃炉作業の難しさを表しつつ、「事故を起こした原子炉の廃炉がいかにむつかしいかを十分に理解した上で計画を立てる必要があります」とつづっていた。
9月10日に福島第一原発と楢葉遠隔技術開発センターを視察しました。率直に言って事故を起こした原発の廃炉まで30年~40年という東電の計画は甘いというのが感想です。その理由も合わせ、視察の報告をブログに書いておきました。https://ameblo.jp/n-kan-blog/
— 菅 直人 (Naoto Kan) (@NaotoKan) 2018年9月12日
しかし、この投稿にネットからは、「菅さんが当時無理に視察し、対応が遅れたというイメージが強いです。対応に文句を言うのはいい加減やめてください」「視察でも何でいいですが、あの時のように作業員の邪魔をしないようにお願いします」「どういう顔で行ったんですか?自己満足のために現場を振り回して最悪の事態を招いた人が。それよりも避難している人のところに行ってください!」といった批判が集まっていた。
福島第一原発事故が起こった当時内閣総理大臣を務めていた菅氏。今回のツイートに当時の悪夢を思い出した有権者も多かったようだ。