ミュージアムには世界のロッジから寄贈された記念品、集会で使用する衣類、装飾品、写真や書類などが並んでおり、フリーメイソンの歴史や制度などを知ることができます。

フリーメイソンリーの起源は、中世に存在した石工たちの職人団体だとされています。現在、組織の在り方は大きく変わったものの、石工の名残を示すように、シンボルマークには石工の道具である「直角定規(square)」と「コンパス(compasses)」が描かれています。

さらに、内部の階級制度に「徒弟(Entered Apprentice)」「職人(Fellow Craft)」「棟梁(Master Mason)」といった呼称が使用されており、集会では石工の作業着とされていた「エプロン(apron)」が着用されています。

実際に使用されている集会所も外から見学することができます。

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