魚の形をした木製プレートにのって出てきたのは、スズキのフリット。マヨネーズもついていましたが、個人的にはレモンをきゅっとしぼって食べるのが好みでした。

クロケタ(スペインのコロッケ)は、基本的にはパン粉をつけてフライにしたものですが、この店のクロケタは日本料理にインスパイアされたのか、天ぷら風の衣でした。

上写真はイカスミのクロケタとハムのクロケタの2種盛り合わせ。

イベリコ豚のプルマ(Pluma=豚肉の部位のひとつ)を味噌でマリネして焼いたものは、どこか西京焼きを思わせる味わいで、日本人にとってはなじみ深い味わいです。

濃いオレンジ色のソースは、モホ(mojo)と呼ばれるカナリア諸島のソースで、オリーブオイル・酢・パプリカを使ったものだそう。

スペインに来て味噌味のお肉を食べたいかどうかは人によると思いますが、マドリードっ子にはこうしたアジアンテイストを取り入れた斬新なフュージョン料理は人気があるようでした。

お肉料理にはどっしりとした赤ワインを合わせるのもおすすめ。上写真は、スペイン最古のワイン産地であるリオハの赤ワインです。

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