ベトナム最大の都市、ホーチミン。美食天国のこの街は、屋台から高級レストランまで幅広い選択肢があり、毎回何を食べようか目移りしてしまいます。

ベトナム料理の代表格といえば、なんといっても平たい米麺「フォー」。日本のベトナム料理レストランでも人気のメニューですが、ホーチミンには、おそらく日本にはない、ちょっと珍しいフォーがあります。

それが、「ビーフシチューフォー」といわれる「フォーボーコー(Pho Bo Kho)」。ベトナムでもホーチミン以外ではなかなか食べられないという変化球フォーを求めて、フォーの有名店「フォークイン(PHO QUYNH)」へやってきました。

フォークインは、バックパッカー街として知られる、ファングーラオ通りとドークァンタウ通りの交差点に位置する、フォーの専門店。なんと24時間営業・年中無休で、朝食から飲んだ後のシメまで、一日中本場のフォーを楽しむことができます。

バックパッカー街という立地だけに、客層は欧米や日本、韓国などの若者が多め。お店は3階建てになっており、1階席が満席でも2階や3階に行けば席があることが多いです。

牛肉のフォー「フォーボー(Pho Bo )」や、鶏肉のフォー「フォーガー(Pho Ga)」といった定番フォーもありますが、一度は試してみたいのがビーフシチューフォー「フォーボーコー(Pho Bo Kho)」。

ビーフシチューフォーを注文すると、付け合わせのライムと唐辛子、もやしが運ばれてきました。続いて姿を見せたビーフシチューフォーがこちら。見た目は、日本のカレーうどんに似ています。

次ページ