高さ約19メートル、幅約2.5メートルのステンドグラスは、中世のものとしてはドイツ最大級を誇ります。繊細かつ色鮮やかに描かれたステンドグラスが太陽の光を受けて輝く様子は、目の前にある壮麗な祭壇にも負けないほど美しいものです。

視線を手前に移すと、祭壇前の左右の壁には89席の立派な聖歌隊席が並んでいます。

ステンドグラスと同様に、こちらも中世からのオリジナル。オークを加工して作られた芸術作品のような聖歌隊席は、中世のものとしてはドイツ国内で最も保存状態が良いと言われています。

このように中世からの変わらぬ姿を現在へと伝えている大聖堂ですが、その歴史の中では様々な戦禍も経験してきました。

1803年から1815年まで続いたナポレオン戦争では、フランス軍によって馬小屋として使用された過去もあります。第二次世界大戦中は直接の爆撃は免れたものの、周囲に爆弾が投下された際の衝撃で屋根やステンドグラスの一部が破壊されました。

そんな戦禍の歴史を辿ってきた大聖堂も、いまは穏やかな佇まいで祈りに来る人々や観光客を優しく迎えています。

手前に広がる広場では野外劇場フェスティバルをはじめとする様々なイベントも開催されているほど、多くの市民にも愛される場所となっています。

エアフルトのシンボルとして沢山の人から親しまれている大聖堂。その壮観な姿は中世の栄華を物語っているかのようでもあります。

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