大衆薬大手のロート製薬は2月7日、従業員の健康増進を目的に独自の社内通貨「ARUCO(アルコ)」を導入したと発表した。

同発表によれば、独自通貨アルコを使った取り組みは、2019年1月からスタートし、既に一部社員が利用しているという。従業員の日々の歩数や早歩き時間、スポーツ実施や非喫煙など、健康的な生活習慣の実施状況に応じて、独自の社内通貨を付与する仕組みとなっており、獲得したコインはランチチケットへの交換やリラクゼーション施設の利用のほか、社内セミナー・研修への参加や特別休暇取得などに利用することができるようだ。

社員は1日8,000歩&早歩き20分で毎日10コイン、非喫煙で毎月500コイン、卒煙達成で10,000コイン、30分以上の運動を週2回で毎週50コインと、アルコを獲得できる。そして、1食1,000コインで健康食のランチチケットに交換でき、1回2,000コインで食リラクゼーション施設を利用できる。また、1回500コインから社内セミナーに参加でき、1日10,000コインでリフレッシュ特別休暇を取得できるとしている。

発表に際し、同社は「本取り組みが新しい“きっかけ”となることを期待している」と述べており、今後は、従業員自身が講師を務める健康教室やセミナーの開催も検討していると明かしている。