日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)に、3月14日付けで仮想通貨取引所クラーケン(Kraken)などのデジタル資産事業を世界200カ国以上で手掛けるペイワード アジア(Payward Asia)株式会社が第二種会員として入会した。

クラーケンは昨年7月26日に日本居住者向けのサービスを停止して、2014年からサービス提供を開始した日本市場からは撤退した状態だった。同取引所は2014年にユーロ建てビットコイン取引高で世界首位となって以降、現在でも欧州地域で最もシェアが高く、米国とアジアへの展開については強化段階とうたっている。JVCEAへの入会は日本市場に再び乗り出す意欲の表れとも取れる。

JVCEAの第二種会員とは、資金決済法第63条の3に規定する仮想通貨交換業者登録の申請中の事業者又は申請を予定する事業者のことで、すでに金融庁に登録済みの仮想通貨交換業者は第一種会員となる。第二種会員には現在ペイワード アジアの他、楽天の決済サービスを集約する楽天ウォレット株式会社やマネーフォワードフィナンシャル株式会社など合計10社が登録されている。