愛知県清須市清洲にある清洲山王宮 日吉神社は、三英傑 豊臣秀吉公との縁のある神社です。

尾張で生まれたといわれる豊臣秀吉公は、清洲町朝日の出身である生母(大政所)が日吉神社に祈願し授けられた神の子であり、そのため日吉丸という幼名を付けられたと言われています。

また、身のこなしが日吉神社の神の使いである猿に似ていた、という言い伝えも残っているとか。

清洲山王宮 日吉神社は”厄をさる福を招くお申(猿)の神社”として知られています。

御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、素盞鳴命(すさのおのみこと)、大山咋神(おおやまぐいのかみ)。大己貴命は、大国主神(おおくにぬしのみこと)の別名で、「人造り」「国造り」「医薬」「夫婦和合」の神として信仰されています。

拝殿前に配置されている猿は、青銅製の神申像です。狛犬と同様、阿吽の申とのこと。

烏帽子をかぶって正装し、御幣を担いでいます。このほか、屋根の瓦の切隅や奥の神殿横にも神申像が配置されており、境内の申の像は全部で24体あるそうです。

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