楽天グループの連結子会社で仮想通貨交換業を運営する楽天ウォレットは15日、仮想通貨取引サービス「楽天ウォレット」の新規口座開設の申し込み受付を開始したと発表した。

同社は、今年3月29日、2019年6月(予定)より「楽天ウォレット」の提供を開始すると発表しており、サービスの開始に先立ち、4月15日より新規口座開設の申し込み受付を開始することも伝えていた。現状、計画通りに進んでいるようだ。

申し込み受付開始にあたっては、楽天グループの「楽天銀行」の銀行口座を持っている顧客については、Web申込フォーマット上に必要情報を入力するだけで口座開設が可能であるという。また、顧客からの問い合わせに24時間対応するAI技術を採用した自動応答チャットサービスを導入するなど、顧客へのサポートを充実させているとしている。さらに、今後、場所を選ばずに取引口座への入出金や仮想通貨の取引が行えるよう、スマートフォンアプリの提供も予定しているようだ。

楽天は2018年8月、連結子会社の楽天カードを通じて仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」の全株式を買収して仮想通貨事業に乗り出した。「みんなのビットコイン株式会社」は3月1日付で商号を「楽天ウォレット株式会社」へ変更し、その後3月25日、みなし業者から正式に仮想通貨交換業者として金融庁に登録されたと発表した。