「世界三大瀑布」「世界三大料理」など、世界にはさまざまな「三大○○」がありますが、「世界三大がっかりスポット」をご存じでしょうか。

その顔ぶれには諸説ありますが、日本でよくいわれるのが、シンガポールのマーライオン、ベルギーの小便小僧、デンマークの人魚姫像の3つ。なぜこれらに「がっかり」させられる人が多いのかというと、「サイズが小さい」ことが理由のひとつとして挙げられます。

世界三大がっかりスポットは、どのくらいがっかりなのか。実際に行って確かめてみました。

・マーライオン(シンガポール)

シンガポールの代名詞といっても過言ではないのが、マーライオン。ライオンの上半身と魚の下半身をもつ伝説の生き物で、サンスクリット語で「ライオンの町」を意味する「シンガプーラ」は、「シンガポール」という国名の由来にもなりました。

元祖とでもいうべきマーライオン像があるのは、マリーナ・ベイを見渡すマーライオンパーク。

以前は橋の近くにあって、景観もよくありませんでしたが、2002年にフラトンホテル正面のマーライオンパークに移転。2010年にマリーナ・ベイ・サンズがオープンすると、マリーナ・ベイ・サンズをバックにした夜景スポットとしてさらに人気を集めるようになりました。

元祖マーライオン像の大きさは、高さ8.6m。確かに、一国を象徴する像としては小さいような気もしますが、マリーナ・ベイを囲むビル群とマーライオン像が織り成す風景は、なかなかに壮観。特にライトアップされる夜はひときわ美しく、「シンガポールならではのユニークな風景」という感じがします。

マーライオン像単体で見れば、確かに「がっかり」の要素はあるかもしれませんが、周辺景観も含めたマーライオン像は、なかなかに見ごたえがありますよ。

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