10万トークン以上を持つ「クジラ(大口投資家)」は4人だけで、保有量が100トークン以下の投資家が1801人(全体の約60%)を占めた。100トークンの値段は約3106米ドルだから、これらはおそらく個人投資家だろう。ダッチオークション方式は、競り上げ方式よりもフェアで「普通の人」が利用しやすく、その結果、Polkadotをより分散された形で配布できたようだ。

前述のとおり、ICOで売り出されたのは全Polkadotの50%で、残りの半分のうち30%はポルカドットのチームが保有し、20%はウェブ3ファンデーションが保管しており、今後売り出されることになりそうだ。

Polkadotは現在、Cosmosと同じように店頭市場で売買されている。これは、ポルカドットを立ち上げたギャビン・ウッドが、イーサリアムの共同設立者であることと関係していそうだ。

仮想通貨取引所TOKOKのPolkadot先物価格は、4月1日現在、1DOT = 1.6 ETH(約224ドル)と、ICO価格31.06ドルを7倍近く上回っている。

(記事提供:LongHash)
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