トルコにはロカンタと呼ばれる大衆食堂があります。

ロカンタのシステムは日本の大衆食堂のようなシステム。

たくさんの料理がショーケースに所狭しと並んでおり、指さして注文するか、自分で取るなどして、トレイに乗せていきます。欲しいものを全部トレイに乗せたらそのままレジまで進み、お会計を済ませるという簡単なシステムです。

言葉がわからなくても利用できるため、旅行者にとってはありがたいお食事処です。もちろん、地元の人も日常的に通っています。

またロカンタは、高級なレストランとは違い、低価格でお腹いっぱい食べることができるのが最大の魅力です。例えばスープならだいたい一皿5トルコリラくらいからという破格で、トレイいっぱいに食べたいものを乗せてもだいたい日本円で500円くらいにおさまる、というお財布にも優しいのが嬉しいポイント。

ロカンタのごはんは安くて美味しいのはありがたいのですが、店内はやや清潔感に欠けたり、客の回転が速いためゆっくりできる雰囲気ではないことが多い、といういかにも庶民的なお食事処という特徴もあります。

そんなロカンタのイメージを覆すのが、イスタンブール新市街のレヴェントにある「マヤ(Maya)」というロカンタ。

まるでレストランのような清潔感、落ち着いた雰囲気、さらに料理が美味しい!という三拍子揃ったロカンタなのです。

「マヤ」は、イスタンブールを代表するショッピングセンター「カンヨン(Kanyon)」から徒歩5~6分の場所にあり、買い物ついでに立ち寄りやすいのも魅力です。外観も明るくて入りやすい雰囲気です。

通常のロカンタと同じように、お店に入ったらまずトレイを手に取り、ショーケースに並んでいるものの中から食べたい料理を選んでいきましょう。

ラム肉や牛肉、鶏肉の煮込み料理のほか、様々な野菜を使った料理、生野菜のサラダやドリンクの種類が多いのもこのロカンタの特徴です。

次ページ
  • 1
  • 2