皇帝私邸の玄関だった建物内では、運が良ければクラッパという伝統的な男性アカペラ合唱を聞くことができます。伸びやかに響く声を聞きながら美しい広場を眺めれば、とても贅沢で満たされた気持ちになれますよ。

ペリスティルからほど近い場所には、皇帝がジュピターを祭るために建てた神殿があります。神殿前にあるスフィンクス像は、彼がエジプト遠征の際に持ち帰ったもの。旧市街のなかに11体あると言われているので、興味のある方は探してみると楽しいかもしれません。

歴史あふれる細い道があちこちに張り巡らされ、まるでローマ時代にタイムスリップしたかのよう。旅情あふれる光景が続き、道に迷うことさえ楽しくなるほどです。

町の中心にあるナロドニ広場は、ローマ時代というよりも中世の趣。ヴェネチア統治時代に町の政治の中心出会った場所には、カフェやレストランが並びます。

広場の隅には美しい時計塔が立ち、ひっそりと時を刻み続けています。

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