門司港レトロの象徴として、たびたびパンフレットなどに登場するのが、旧大阪商船。1917年建造の大阪商船門司支店を修復したもので、八角塔と鮮やかなオレンジの外壁が印象的。塔は当時、灯台の役割も担っていたといいます。

現在1階は、「わたせたいぞうギャラリー」と「門司港デザインハウス」として使われています。

実は、門司港には日本全国でも珍しい橋があるのをご存じでしょうか。関門海峡を見渡せる場所にある「ブルーウィングもじ」は、日本最大級の歩行者用跳ね橋。

全長は108メートルあり、1日6回(10:00、11:00、13:00、14:00、15:00、16:00) 水面に対し60度の角度まで跳ね上がります。

目の前で橋が開く瞬間は、なかなか見られないもの。ぜひ時間を合わせて、橋が跳ね上がる場面に立ち会ってくださいね。「橋が閉じてから最初に渡ったカップルは、一生結ばれる」という言い伝えがあり、「恋人の聖地」にも認定されています。

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