グリーンとブルーのタイルで飾られた内部は、まさに小宇宙。とりわけ、精緻な装飾が施されたミフラーブとドーム天井の美しさには息を呑みます。こぢんまりとしたモスクではありますが、芸術性でいえば、トルコで最も美しいモスクのひとつかもしれません。

イェシル・ジャーミィの向かいには、ターコイズブルーの外壁が印象的な「イェシル・トゥルべ」があり、オスマン帝国第5代皇帝メフメット1世とその家族の棺が安置されています。

やはり小さな空間ですが、ブルーのタイルに金色のカリグラフィーを施した棺や、壁面のタイル装飾の美しさには目を見張るはずです。

時間に余裕があれば、市内バスに乗って、ムラディエ・ジャーミィ周辺にも足を運んでみましょう。

このエリアには、ムラト2世によって造られたモスクと、ムラト2世らが眠る13の廟が建つ庭園があり、各廟の内部では、イェシル・ジャーミィにも負けないイスラム建築の美が堪能できます。

現代トルコの生活に、オスマン朝時代の遺産が溶け込んだ古都、ブルサ。歩いているだけで心地よいこの街には、歴史と伝統が息づいています。

あなたも、大都会イスタンブールを飛び出して、トルコの地方に出会う旅を始めてみませんか。

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