去る9月24日、ダイナーズクラブカードを発行する住友三井トラストクラブ株式会社の新サービス「ごほうび予約」の発表会が、銀座のフレンチBAR「Vin de Reve」(ヴァン ド レーヴ)で開催された。「ごほうび予約」は、これまでひとりで利用することが躊躇された料亭やフレンチレストランといったハイクラスな料理店に、ひとりでも予約してコース料理などを楽しむことができる「おひとり様グルメサービス」だ。利用はダイナーズクラブカード会員に限定され、10月1日からサービス開始の予定。

発表会では、まず三井住友トラストクラブ常務取締役の中村喜洋氏より、同サービス発案の経緯やサービス趣旨が語られた。

ご自身もひとりでのグルメが趣味だという中村氏の経験からも、現在、ひとりで美味しい食事を楽しみたいというニーズは確実に増えていることが感じられるという。また、それは必ずしも単身者に限らず、家族などがいても、そのときに食べたい料理の種類などが一致するとは限らないため、食にこだわりのある人ほどひとりでの食事への志向が強くなることや、いつも家事で忙殺されている主婦層には、たまには自分ひとりで好きな料理を楽しみたいとのニーズが多いことなど、サービス開発の背景が語られた。

それらのさまざまな層に対して、本格的なグルメの機会を提供するのが「おひとり様グルメサービス」だという。

次に、三井住友トラストクラブマーケティング本部の住家真由子氏、橋本真由美氏から、同サービスの利用方法や参加店舗などについての説明があった。

ダイナーズクラブカードは、カード業界においてハイエンドのクラスに位置しており、同サービスへの参加店舗も比較的ハイクラスの店舗が中心になるという。たとえば「日本橋 浅田」(料亭)や、発表会会場にもなった銀座の「Vin de Reve」(フレンチBAR)など、これまでひとりでの利用は敷居が高いと思われていた「料亭」や「フレンチ」ジャンルからの登録も多く、サービス名にもなっている自分への「ごほうび」として利用する価値はとても高いと思われることが語られた。

また、利用者の多様なニーズに応えるため、フルコースが楽しめる「コースプラン」と、前菜やメイン料理の数品で構成され量と価格を控え目にした「ライトプラン」の2種類のプランが用意されていること、予約は電話の必要がなく、Webサイトの窓口から簡単に行うことができることなどの説明がなされた。

最後に、「Vin de Reve」での「ごほうび予約限定コース」の料理が記者に供された。アミューズ、オードルブル、スペシャリテ、パン、そしてワインまたはソフトドリンク1杯がセットになったコースで、料理は本格的なフレンチだ。銀座の落ち着いたレストランで自分へのごほうびとして楽しむには、6,050円の価格はかなりリーズナブルだと感じられる。

同サービス参加店は、スタート時点で全国40店舗で、当面、全国100店舗の参加を目指しているという。参加店舗の一覧は10月初旬にWebサイト公開される予定となっている。

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