血の池地獄とは対照的に真っ青なのが、海地獄。コバルトブルーをした湖の脇にはヤシらしい植物も見られるなど、地獄とは対照的なリゾートらしい雰囲気も漂っています。とはいえ湖に湧き出る温泉の温度は98度とまさに地獄。その見た目に騙されて決してお湯に触れないよう、注意が必要です(近づけないようにしっかり柵があります)。

海地獄でのもう一つの見どころは、温泉のお湯を利用した温室。大鬼蓮のほか蘭やバナナなどの植物が並び、ここだけ南国にタイムスリップしたかのようです。大鬼蓮は大きいもので直径が3メートルにもなる世界最大級のハス植物で、葉の上に子供が乗っても沈まないという面白いもの。海地獄ではお盆の時期に葉の上に子供が乗れるイベントもあるので、興味のある方はぜひ出かけてみてください。

7つある地獄温泉のなかでもひと味違った怖さを体験できるのが、鬼山地獄。別名「ワニ地獄」とも呼ばれているように、園内の池では約70頭のワニが飼育されています。池の中にワニの大群がいる様子は、思わずあとずさりしてしまうほどの恐ろしさ。大きなワニは怖いですが、タイミングが合えば可愛い子ワニにも出会う事ができますよ。

7つの地獄をめぐる「べっぷ地獄めぐり」。今回はそのなかから3つしか紹介しませんでしたが、どこも個性的な特徴があって興味深いのでぜひ全部制覇してみてください。散策途中に温泉の蒸気で蒸したプリンや温泉卵を食べてみるのも、温泉巡りならではの楽しみとしておすすめです。

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