太陽の光を受けて眩いばかりに輝く塔には、白大理石が使われています。美しいアーチを描く回廊が6層重なり、なんとも優雅な雰囲気ですね。

斜塔には上ることもでき、塔の上から大聖堂やピサの町を一望できます。時間ごとに人数が制限されており、大きな荷物は持ち込みができません。

斜塔をじっくり楽しんだら、隣にある大聖堂にも目を向けてみましょう。地中海の覇権を争ったパレルモ沖海戦での勝利を記念して建設がはじまり、1064年から約半世紀の歳月をかけて完成した大聖堂。ロマネスク様式を代表する建物のひとつで、美しいアーチが幾重にも重なるファサードは壮観のひとことです。

大聖堂の正面にある洗礼堂。

これら全ての建物が完成し、現在のような広場の姿になったのは14世紀後半のことでした。

現在も傾きと戦い続けているピサの斜塔。傾きは意図せず生じたものでしたが、これがなかったらここまで人気にはならなかったかもしれません。建物自体もとても美しいので、イタリア北部へ旅行の際はぜひでかけてみてください。

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

  • 1
  • 2