暗号資産(仮想通貨)交換業者BTCボックスは30日、1種類の本人確認書類にて、オンライン上で本人確認が完了する「スピーディー本人確認」の提供を開始すると発表した。

「スピーディー本人確認」は、オンラインにてお客様の本人確認書類および顔写真を撮影し登録申請を完了させることができる「eKYC(Electronic Know Your Customer)」サービス。郵送はがきでの本人確認の場合、最短でも2日以上要していたが、同サービスにより、最短即日から取引が可能になるようだ。また、スマートフォンだけで登録申請を完結する「スピーディー本人確認」については、後日、準備が整い次第開始すると伝えている。

なお、「スピーディー本人確認」には、三井住友フィナンシャルグループの子会社であるポラリファイのオンライン本人確認サービス「Polarify e-KYC」を採用している。

仮想通貨取引所の本人確認をめぐっては、ビットフライヤーが昨年12月24日、「クイック本人確認」の提供を開始すると発表。また、同月25日にはフォビジャパンが「かんたん本人認証」を導入したと発表した。ほか、マネックスグループの子会社のコインチェックも今年1月29日、「かんたん本人確認」の提供を開始したと発表。インターネットイニシアティブを筆頭株主とするディーカレットも、今年2月22日より、「スマホで本人確認(eKYC)」を導入し、運用を開始している。今月26日には、ビットバンクが「スマホで本人確認」の提供を開始と発表している。