日本各地にはそれぞれの街や地域の方々がこよなく愛し、磨き上げられてきた絶品グルメが必ず1つや2つ存在する。

しかしその絶品グルメは、ほとんどの場合地元の人にとっては「常識」や「当たり前」のため、その街や地域以外の人にはなかなか知られることがないのが、現状である。

例えば、愛知県・安城市にある「北京本店の北京飯」広島県・広島市にある「陽気のラーメン」石川県・金沢市にある「グリルオーツカのハントンライス」新潟県・新潟市にある「みかづきのイタリアン」大阪府・大阪市にある「かどやの豚足」長野県・上田市にある「日昌亭の焼きそば」北海道・札幌市にある「だるまのジンギスカン」などなど、さまざまな美味しいグルメがキラボシのごとく日本各地に輝きを放って存在している。

そんな日本各地の知られざる美味しいグルメの中から、今回は三重県亀山市が誇る最高の焼きうどんのお店をご紹介したい。

お店の名前は「亀八食堂」だ。

・1961年(昭和36年)創業のロードサイドの焼肉店、それが「亀八食堂」

こちらのお店、1961年(昭和36年)創業の焼肉店だという。

1961年(昭和36年)といえば、東ドイツでベルリンの壁が構築され、ソビエトによる核実験による放射能雨が問題化、アメリカではジョン・F・ケネディがアメリカ大統領に就任し、東西冷戦の緊張状態が高まっていた時代。

日本では坂本九の「上を向いて歩こう」が大ヒット、所得倍増計画が開始され、スキーや登山などのレジャーブームが巻き起こった時代。

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