バルカン半島の国モンテネグロきっての人気都市であるのが、アドリア海から内陸に入ったコトル湾沿岸にある町コトル。中世の面影が色濃く残る旧市街は世界遺産に指定され、夏のハイシーズンにはヨーロッパを中心に沢山の人が訪れます。

最近では、クロアチアのドゥブロヴニクからの日帰り旅行先としても人気。種類豊富なツアーの中には日本語でのツアーもあり、英語が心配な人でも気軽に参加できます。

そんなコトルを代表する人気スポットであるのが、町の裏手の山頂にそびえる城塞。海抜260mの地点にある「聖ジョバンニ要塞」からは、美しいコトル湾のパノラマが目の前に広がります。

城塞は山の斜面に築かれた城壁の一部。9世紀から15世紀に架けて建設された城壁の長さは約4.5kmにも及び、敵の侵略から町を守っていました。

旧市街から城壁内への入口は2ヵ所あります。1つ目は北門の近くにある入り口。

もう一つは「サラダ広場」にある入り口です。建物の壁に「Fortress」と看板があるので迷う心配はありません。

コトルの城壁を上るのは想像以上に厳し道のり。頂上の要塞までは1350段の階段を上らなくてはいけません。

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