まず、無数のトークンを1つのスマートコントラクトで作成できることです。例えばある会社は、Enjin Platformを用いて6,778種類のトークンを1つのスマートコントラクトのみで発行しています。しかし同じことをERC-721で行う場合、6,778つのスマートコントラクトを発行しなければなりません。またユーザーは1つのトランザクションで多種類のトークンを同時に送信でき、さらにトークンだけでなく受信者も1つのトランザクションで複数選択できます。ERC-1155のメタデータはERC-721よりフォーマット化されており、複数のサービス間でのデータ連携が行いやすいというメリットもあります。
Q3. Minectraftとの取り組みについて詳しく教えてください。
Enjin Networkを通して、多くのMinecraftプレイヤーとサーバーを獲得しましたが、その中でMinecraftサーバー内における支払い手段への高いニーズを感じ、DonationCraftを開発しました。開発に掛けた費用は少額でしたが、Enjin Networkのユーザーに大きな影響を与えました。Minecraftは複雑なゲームであるため、いかに使いやすい製品を開発するかということが課題でしたが、サーバーの所有者とプレイヤーから絶えずフィードバックを得ることでシームレスなUXを作り出すことができました。
Q4. 既存のゲーム業界はクリプトエコノミーをどう捉えていると感じますか?またその中でEnjinはどのような役割を担うのでしょうか?
現在多くの既存ゲーム業界の企業様とお話しさせていただいていますが、特に大手のゲーム会社様でブロックチェーン導入に関心を持つ企業が増えていると感じます。今後3年間で、より多くのビッグプレイヤーがブロックチェーンゲーム市場に参入すると見ていますが、Enjinはブロックチェーンゲームを開発する上で必要な全てのツールを提供することでゲーム業界に貢献できると考えています。
Q5. ゲーム業界は日本でも特にブロックチェーン技術の導入が活発な分野です。Enjinが日本で計画している活動や目標について教えてください。
今後日本のゲーム会社様と様々な取り組みを仕掛けいく予定です。またゲーミフィケーションの要素をサービスへ導入することを検討しているゲーム以外の企業様ともお話ししています。これらの企業様と長期的な関係を築き、一緒に新しい事業を創造していければと考えています。
Q6. 最後に日本コミュニティへのメッセージをお願いします。
「日本は世界でも有数のゲーム大国ですので、とても大きな可能性を感じています。現在NFTの配布キャンペーンを行なっておりますので、ご興味があればぜひ公式ツイッターアカウント (@EnjinJP) をご確認ください。」
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執筆者名:タマラ・ソイキナ
2017年からSNSやメディアを通じて海外のブロックチェーン、仮想通貨関連の情報を発信している。
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