タジンは、とんがり帽子のような形の蓋が特徴の陶器製の鍋(タジン鍋)を使って羊肉や鶏肉などと香辛料をかけた野菜を蒸し煮にした料理で、クスクスは、小麦粉から作る粒状のパスタの一種を用いて作る料理です。

どちらもモロッコ料理を語るには外せない代表的な料理で、食材から出る水分を上手に使って蒸し煮・蒸し焼きにする、水が乏しい乾燥する地域ならではの調理法と言えます。

アルザルカではなるべく国産の食材を使い、化学調味料は使用せず、毎日少量のみ用意しているとのこと(現在は1日7~8食程度)。

ランチの最初に出てきたのが冷たい前菜。この日は刻んだきゅうりが入ったヨーグルトでした。

ランチにはドリンクがつくので、ミントティーやフレーバードティーから1種類を選びましょう。おすすめはミントティー。エキゾチックなモロッコのミントティー専用ポットで出てきます。

モロッコでは、お客さんへのおもてなしも、街のカフェでも、砂糖をたっぷり入れたミントティーを楽しむのだとか。

しばらくすると、熱々のタジン鍋が運ばれてきました。

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