以下は、フィスコ・マーケットレポーターのタマラ・ソイキナ(ツイッター@ crypto_russia)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2020年10月21日に執筆
最近日本の仮想通貨(暗号資産)取引所で新しく海外のブロックチェーンプロジェクトが上場する事例が増えてきました。日本ではあまり知られていなくても、世界的に大きなコミュニティを持ち、将来性のある野心的なプロジェクトは多くあります。
今回は、JavaScriptでのブロックチェーンアプリケーション開発を可能にすることで知られるLiskのマーケティングヘッド、モニカ タルタウ氏(以下、モ)にお話を聞く機会をいただきました。
タ「モニカさん、こんにちは。Liskと言えば、昨年訪問させていただいたベルリンにある大きなオフィスが印象的です。今日は宜しくお願いします。さっそくですが、まずはLISKを知らない人向けに簡単な紹介お願いします。」
モ「タマラさん、こんにちは。Liskはオープンソースのブロックチェーンアプリケーションプラットフォームです。私たちは現在、JavaScript開発者が独自のブロックチェーンアプリケーションを構築できるようにするLisk SDKを構築しています。また、これらのブロックチェーンをLiskメインチェーンに接続し、誰もがシームレスに私たちのプラットフォームを利用できるようにするためのインターオペラビリティ(相互運用性)ソリューション開発にも取り組んでいます。
タ「ありがとうございます。多くの開発者がシームレスに利用できるというのがポイントですね。次にLiskチームが現在最も注力している分野を教えてください。」
モ「はい、それではLiskが『開発』『リサーチ』『マーケティング』それぞれの分野で注力していることについてご紹介したいと思います。
まず、開発についての次の大きなマイルストーンは、私たちの開発者コミュニティが心待ちにしている多くの機能変更と新しいフィーチャーをもたらす「Lisk Core 3.0」のリリースです。このメジャーリリースでは、4つのロードマップフェーズのプロトコル変更が実装される予定です。最も重要な変更点は、ビザンチン耐障害性コンセンサス、新しい動的手数料システム、DPoS コンセンサスアルゴリズムの改善、新しいアドレスシステム、マルチシグネチャメカニズム、その他多くの変更点に関連します。