真においしい食パンはジャムもバターも不必要。食パンだけでじゅうぶんウマい。そのままでもおいしいパンは、バターやジャムをつけるともっとウマくなる。

・真においしい食パンは「酸味より甘味と旨味が強い食パン」

パンの酸味を美味しさと感じる人は多いと思うが、酸味が際立つと「毎日食べるパン」としては味覚に対するインパクトが強すぎて「飽き」に繋がる。つまり真においしい食パンは「酸味より甘味と旨味が強い食パン」だと考える。

・一斤を素手でガッツリと切り割る

そんな究極ともいえる食パンのひとつが、大分県の「しんけんパン」だ。あくまでアウトローな食べ方ではあるが、一斤を素手でガッツリと切り割り、武骨な断面にたっぷりと固形バターをのせ、そのままトースターやオーブンで焼く。

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・より美味しく食べるコツ

トロットロになったバターが食パンに浸透し、食べるたびにジュワッと染み出て芳醇な薫りと旨味を醸す。より美味しく食べるコツは、包丁で切らない、バターをたっぷり使用する、という点だ。

・食パンの「食感」「薫り」「旨味」「甘味」

もちろん、食パンそのものが美味しいので、どんな食べ方をしても良いのだが、この豪快な食べ方こそ、食パンの「食感」「薫り」「旨味」「甘味」をハイレベルに堪能できる食べ方だと思っている。

特に「しんけんパン」は⽔不使用で、生クリームと牛乳などで仕上げているため、バターとの相性はバツグン。由来が近い食材は親和性がすこぶる良い。うまい理由がそこにある。

・チープなジャムで食べるのも格別

もっと甘くしたいならば、苺ジャムをたっぷりと乗せてもいいだろう。高級系のナチュラルなジャムでもいいが、たっぷり砂糖が含まれたチープなジャムで食べるのも格別だ。

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