新潟県妙高市の複合リゾート施設「ロッテアライリゾート」。「ミシュランガイド新潟2020特別版」で極めて快適なホテルとして掲載されるなど、そのポテンシャルは国内外で高く評価されている。

本サイトでも2020年12月に宿泊し、レポート記事を掲載した(https://news-vision.jp/article/193154/)。その際には冬のロッテアライリゾートを体験したが、今回はグリーンシーズンのタイミングで訪問。冬とは違った魅力を堪能した。極上のパウダースノーで知られるロッテアライリゾートはウインタースポーツのイメージが強いが、グリーンシーズンでも様々なアクティビティを楽しめるのだ。

「紅葉ゴンドラ」もそのひとつ。記者が訪問した時期(11月初旬)は木々が色づいていて、ゴンドラの中から紅葉を鑑賞できた(2021年は10月16~11月14日の期間で運行)。美しい山肌を見下ろしつつ、時には近い距離で紅葉を楽しみながらゴンドラで移動するのだ。

ゴンドラはスキー場でおなじみの乗り物だが、紅葉の時期には雪山とはまったく違った光景を楽しめる。ゴンドラの中だけでなく到着地点でゴンドラを降りてからゆっくりと美しい風景を楽しこともお勧めしたい。

自然の中でのアクティビティでは、「ツリーアドベンチャー」も高い人気を誇っている。森の中の木と木の間をロープなどを伝わって移動するので、高いところが苦手な人には難易度が少々高いかもしれないが、初心者や子供のためのコースも用意されている。また、ヘルメットやハーネスを着用するなど、安全対策もバッチリだ。

屋内でのアクティビティとしては、ボッチャやモルックなどの珍しいスポーツをプレイできる「ニュースポーツ」にも注目したい。体力差をあまり気にせずに競い合えるので、小さな子供がいるファミリー層も楽しめるだろう。

もちろん、雪が降る冬季にはスキー、スノーボードなどを満喫できる。つまり、グリーンシーズン、スキーシーズンと1年を通してロッテアライリゾートでは様々な楽しみ方ができるのだ。

なお、アクティビティには定休日もあるので、アクティビティが目当ての場合は公式サイト(https://www.lottehotel.com/arai-resort/ja.html)で事前にしっかりチェックしてほしい。

ワーケーションや企業の利用も可能

アクティビティ以外では、最近話題を集めているワーケーションも要注目だ。ロッテアライリゾートではワーケーションという言葉が普及する前から、ワーケーション的な利用をする宿泊客がいたという。

また、ワーケーションではないが、会議やセミナーなどで使える施設(ビジネスルーム、セミナールーム)があることから、企業も利用している。以前は外資系の会社がアクティビティも活用してチームビルディング研修を実施したとのことだ。

現在、ロッテアライリゾートにはワーケーションのための個室「ワークステーション」も用意されている。こちらには、デスクトップパソコン、スキャン&プリンタ複合機、ウェブカメラ、ブルートゥーススピーカー、Wi-Fiが置かれていて、30分500円/1人で利用可能。

通常の客室でも電源、Wi-Fi、USB、机が利用できるため、十分に仕事ができる環境なのだが、家族で宿泊している場合に家族と離れて作業やリモート会議などをしたい時にはワークステーションは非常に便利なスペースだと言える。

プライバシーが保たれる客室にチームで宿泊するのもおすすめ

また、施設内であればWi-Fi接続が可能であるため、施設の様々な場所にある休憩スペースで作業することもできる。屋外にも休憩スポットがあるので、雄大な自然を見ながら作業するのもいいだろう。普段とはまったく違ったアイディアが生まれることも期待できそうだ。

ロッテアライリゾートには様々なタイプの客室が用意されているが、チームで宿泊してワーケーションを行なうときには「デラックスクアドラプル」をおすすめしたい。

デラックスクアドラプルは定員4名で、シングルベッドが4つ用意されているが、その寝室はいわゆる半個室。同じ部屋に泊まりながら、プライバシーを保つことが可能だ。チームで宿泊した場合には、違う客室に泊まる場合よりも密なコミュニケーションをとることができる。

ワーケーションで宿泊する場合、家族での利用、夫婦での利用、同僚との利用、個人での利用など様々なパターンが想定できるが、ロッテアライリゾートなら幅広いケースにも対応できると言えるだろう。