シンガポールを拠点にGameFiプラットフォーム事業を展開するDigital Entertainment Asset Pte. Ltd. (DEA)は13日、日本発のパブリックブロックチェーンであるAstar Networkとパートナーシップを締結したと発表した。
DEAは、Astar Network上でのGameFiコンテンツの拡大に向けて協業を開始する。DEA社のGameFiプラットフォーム「PlayMining」は2020年5月26日にサービスを開始し、2022年4月には、全世界100カ国に230万人を超えるユーザーを有しているという。DEAは、独自ユーティリティトークンDEAPcoinを発行しており「PlayMining」で流通している。
今回の提携を通して、DEAはAstar Network上でPlayMiningのNFT(非代替性トークン)を利用できるように連携を進めていく。具体的には、Astar NetworkへのDEAPcoinのブリッジ、Astar Networkで利用できるNFTマーケットプレイスのローンチ、NFTを利用して遊べるGameFiコンテンツのローンチを進めていくようだ。
また、「PlayMining」では特定のブロックチェーンだけでなく、複数のチェーンのユーザーがシームレスにプレイできるようにマルチチェーンでの展開を推進していくという。Astar Networkとのパートナーシップはマルチチェーン化の一環となる取組みのようだ。
Astar Network は、2021年の12月にポルカドットのパラチェーンとなった。Ethereum Virtual Machine(EVM)とWebAssemblyの両方をサポートしているため、開発者は、イーサリアム上で作成したスマートコントラクトを簡単に移植することができ、Polkadot上で新しいスマートコントラクトを構築することも可能となっている。ガバナンストークンである「ASTR」は、多くの仮想通貨取引所に上場している。
Astar Network は3月末に、ブロックチェーンゲームやNFTサービスの開発を手掛けるCryptoGames株式会社とパートナーシップを締結したと発表している。また、Astar Networkは、15以上の新規プロジェクトが4月中に同ネットワーク上で立ち上がることも発表した。そのほか、Astar Network基盤のDEX(分散型取引所)ArthSwapが4月8日に、IDOに関する詳細を発表した。IDO第一弾では、ネイティブトークンのARSWのトークンセールを4月16日に実施するようだ。