米大手暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbaseは20日、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスのベータ版をローンチしたと発表した。

「Coinbase NFT」は、NFTを売買するためのツールだけではなく、適切なコミュニティを見つけたり、互いにつながりを感じられたり、ユーザー同士でコメントしあうSNSのようなマーケットプレイスになっているという。

Coinbase NFTは、イーサリアム・ブロックチェーン上のNFTの膨大なコレクションを誰でも探索することができる。ベータ版を使用できるユーザーは、Coinbase NFTのプロフィールを作成し、Coinbase Walletやセルフカストディウォレットを使ってNFTを売買できるようだ。期間限定でCoinbaseの取引手数料は無料になり、今後はWeb3の業界標準に沿った手数料を追加していくという。

ベータ版を使用できるユーザーは少人数で、ウェイティングリストの順位に応じて招待されるようだ。最上位からスタートして、時間をかけてより多くの人にアクセスを開放していく。

今後は、Web3ソーシャルマーケットプレイスの実現を目指して、ドロップ、ミンティング、CoinbaseアカウントまたはクレジットカードでNFTを購入するオプションなどを追加していくようだ。また、複数のチェーンにおけるNFTのサポートも追加する。長期的には、Coinbaseの技術から分散型ソリューションに移行することで、より多くの機能を分散化していく意向も示した。