IGポートは17日、Animoca Brands株式会社(ABKK)との協業を発表した。グループ会社のプロダクション・アイジーおよびウィットスタジオがAnimoca Brandsに対しライセンスを行い、アニメーション作品の NFT(非代替性トークン)活用をグローバルに展開することを目指すようだ。

6月から、ウィットスタジオ制作のアニメーション「バブル」「ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン」「GREAT PRETENDER」の3作品のNFTキャンペーンを順次実施する。各NFTキャンペーンは、ABKKのパートナー企業であるUCOLLEX INTERNATIONAL LIMITED及びMADWORLD HONG KONG LIMITEDのプラットフォームを使用するようだ。

各アニメ作品のキャラクターや名場面をNFT商品として販売し、NFT作品を通してユーザー同士の新しい楽しみ方、関わり方の構築を目指すようだ。さらに、グローバル展開することで、世界中のアニメファンが集うコミュニティを作り、web3.0らしい多様で新しいアニメーション作品の楽しみ方に挑むという。

ウィットスタジオは、「進撃の巨人」のアニメ製作に携わり、現在は大人気漫画「SPY×FAMILY」を「CloverWorks」と共同制作している。

ABKKは、香港を拠点とする Web3.0 企業Animoca Brandsの日本における戦略的子会社である。ABKKは、大手出版社、スポーツ競技団体、アスリート、アーティスト、ゲーム会社などの日本の知財やコンテンツ(IP)ホルダーが世界に直接コミュニティを作り、グローバルでファンを獲得し、トラフィックを創生することを支援する目的で設立された。親会社のAnimoca Brandsは、Axie InfinityやStar Atlasなどのブロックチェーンゲームのほか、世界各地の150 以上のメタバースやNFT企業、DeFi、仮想通貨ウォレットなどのプロジェクトに投資を行っている。