お茶の間に好感度を振りまくはずのMCが厳しい批判に晒されている。俳優の谷原章介(50)が3日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、軽自動車を小バカにする発言をして視聴者から厳しい目が向けられている。
この日の番組では日本の最低賃金が31円アップし全国平均で961円に値上がりしたことを伝えていた。この過去最大の上げ幅に対し、番組では物価上昇を背景に「この値上げじゃ心もとない」「値上げに全然追いつかないという感覚」と批判的なトーンで放送を続けていた。
こうした世相に対し、番組MCの谷原は物価上昇を嘆きつつ、庶民の生活が本物のビールを飲めずビール風味の発泡酒しか飲めない生活に陥っていると指摘。さらに、「クルマも普通の乗用車ではなく、軽自動車、安い小さい車を買わざるを得なくなっていった。庶民の皆さんのお財布というのは縮まっている印象がある」と、一般庶民の苦しい生活ぶりに私見を述べた。
谷原には軽自動車への偏見があるのか、こうした発言は今回で二度目。昨年10月20日の同番組でも日本の平均給与の推移についても紹介していたくだりで「僕ら若い頃、90年代はカローラ買うのが基準だった」と説明しつつ、「今は買える金額の車は軽自動車になっちゃってる。日本で一番売れてるのって軽自動車じゃないですか」と語り、物議を醸していた。
谷原のこうした物言いに対し、ネット上からは「この人の価値観がどんどん垣間見えてくる」「庶民の皆さんという言い方がナチュラルに見下しているの本人が気付いてない」「この人いつも軽自動車馬鹿にしてるよな」「軽自動車は庶民の車と決めつけてるのが酷い」「今の軽自動車はそんなに安くない」といった猛反発の声が上がっていた。