8月11日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、10日に発足した第2次岸田改造内閣の閣僚のうち、少なくとも7人が世界平和統一家庭連合(以下、旧統一教会)と何らかの関わりがあった疑惑を報道。出演していた社会学者の古市憲寿(37)の発言に疑問の声が集まっている。
岸田文雄首相(65)は10日夜の会見で「国民の皆さんの疑念を払拭するため、政治家としての責任において、それぞれ当該団体との関係を点検し、その結果を踏まえて、厳正に見直すことを厳命し、それを了解した者のみを任命致しました」としていたが、その人事に疑問の声が集まっている。
この日、『めざまし8』でもこの問題を取り上げていたが、出演していた古市は「法律違反というわけでもないと思うので、ちゃんと説明すればいいと思うんですね」と持論を展開。「政治と宗教の関わりって旧統一教会だけでなくて、さまざまな宗教、立正佼成会であるとか創価学会であるとか、もしくは神社本庁であるとか、伝統宗教、新宗教含めて、政治と宗教の関わりはずっと昔からあるんですよね」と指摘した。
また、古市は「その中で、何が問題でなにが問題じゃないのか、きちんと自民党、ほかの野党も含めて説明して、これから日本社会っていうのは政治と宗教の関わりっていうのはどうするんだっていうところまで踏み込んだ議論をした方がいいと思います」と自身が政治に望むことを明かしていた。
しかし、この発言にネット上からは、「いやいや、宗教くくりするなよ。被害者いるのに?」「統一と他の宗教を一緒にしないで」「『信教の自由』はあるが問題のあるカルト宗教と関係あっていいってことじゃない」という疑問の声が多く集まっていた。
「古市といえば、8日放送の『めざまし8』でマスコミの旧統一教会問題の報道が過激化していることに対し、『あまりにヒートアップすると山上(徹也)容疑者(41)の目論み通りになってしまう懸念がある』と指摘。ネット上では、問題を究明しようとする動きを止めかねないと批判を集めていました。そもそも今回、旧統一教会が問題となっているのは、悪質商法による被害などが多く、ただの宗教法人とはいえないのがその理由。にも関わらず、この問題を『政治と宗教の関わり』程度に収めた古市への批判が高まっていました」(政治記者)
逆張り発言の多い古市だが、この問題に関しては多くの批判を集めているようだ。