爆笑問題の太田光(57)が8月28日放送の『サンデー・ジャポン』( TBS系)に出演。自民党と世界平和統一家庭連合(以下、旧統一教会)の関わりについて「教え自体が間違っているとは誰も言えない」と私見を述べた。

番組ではこの日、日本を揺るがせている旧統一教会と政界の関わりについて特集。教団関連団体のイベントに出席した山際大志郎経済再生相が歯切れの悪い釈明を行ったこと、自民党が全所属議員に旧統一教会側の会合出席や選挙支援を受けたことがあるかなど8項目のアンケートを配布し、教団との関係が深いと判断された場合は氏名を公表するとしたことなどを伝えた。

太田はこうした状況について、「統一教会との関係があったことはいけないことだって前提になってるけど…」と口火を切り、「だけど、これって、じゃあ、統一教会が反社だってことを確定させるんですか?ってことを、僕は岸田さんに聞きたい」と疑問を呈した。

さらに太田は「だって今の段階では、宗教法人として認められた宗教なわけで。これ、このまま関係を調査していきますってのは、まるで暴力団との関係と同じですよね」と指摘。「この先に行くと反社であるっていうふうに、みんながこうやって思うわけじゃないですか。そうすると、その信者たちはまるで暴力団の組員のように見られちゃう。その人たちは、何の悪意もなく、ただ信じてやっている人たちはいっぱいいるわけです。その人たちはどうやって救済するの?すごい偏見な目で見られちゃうわけで」と自論を展開した。

太田は続けて「岸田さんは旧統一教会をどういう団体だと思っているのか、まず明確に説明しないと他の議員もみんな混乱する」とした上で、「自分たちは、今まで関わってきたけど本当に正直に言うならば、ここは反社じゃないからいいじゃないかっていうべきなんだ。そこの議論はみんなしないと。統一教会のもちろん霊感商法やなんかあるそれは商法的には間違っているかもしれないけど、教え自体が間違っているとは誰も言えないわけで、人が信じているものを」とした。

また、番組内ではデーブ・スペクターが旧統一教会の信者について「信じてるのはいいんですけど、信じ込まされてるって言ったほうがいい」と指摘するも、太田が「線引きが難しい」とやんわり反論。さらにデーブが「いや難しくない。カルト的な教団の定義ははっきりしてる。フランスにそういう対策ができてるわけでしょ」とするも太田が「いやぁ、それって、見極められますか?」と返答するなど終始、歯切れの悪い発言が続いていた。この日の太田の発言は今後物議を醸しそうだ。